日本でJOKERなんて流行ってほしくなかった
前回の記事で寒い、とお伝えしましたが、誤りであったことをお詫びします。
正しくはクソ寒いです。大変失礼いたしました。
さて、今回もクッッッッッッッソネガティブな記事を書いていくぞー!FOOOOO!!!
...先に述べておくと私はJOKER含む「バットマン」というコンテンツが大好きです。経済的、時間的な面から全てのものに触れられてはいないものの、彼のヒーローとしての矜持やキャラクター性が大好きですし、勿論宿敵であるジョーカーも悪役として大好きです。
ではなぜ流行ってほしくなかったか?百の言葉で説明するよりも見てもらったほうが早いでしょう。
私のドッペルゲンガーがこの記事を見ているなら、彼は苦虫をかみつぶしたような顔ではらわたを煮え繰り返しているでしょう。
私はこういうのを心の中で"SNSコンテンツ化"(勝手にそう呼んでいるだけだけど)と名付けていて、要するにコミュニケーション或いは承認欲求として消費するために作品の上辺を撫でること、を非常に良く思っていないというのが私の主張です。
SNSコンテンツ、と頭にSNSをつけたのは主にTwitterでよく使われる言葉に「バズ(自分の投稿が広く拡散されること)」があるからです。
バズの悪魔に魂を売った怪物共に好きなコンテンツを土足で荒らされて、飽きたら帰って行かれる。これがどれほどファン感情を逆なでするか、やつらは解っていないのです。
このような意見には往々にして、「そういうムーブメントからファンが獲得できるのではないか?」とか見当違いな反論がつきものです。しかし、もしルーブル美術館で大はしゃぎする動画がバズってムーブメントになり、連日はしゃいで帰っていく、なんてことがあっても美術界にとってプラスになるからいいだろうと言えるのか?と私は言いたいです。
勿論映画鑑賞とはそれほど崇高な趣味だと言うつもりもありませんし、実際に荒らしているわけではないだろう、というのはわかりますが、ファン感情という心、精神的な面では同等の被害だといって過言ではありません。
承認欲求モンスター共が根付くことなんてそうそう考えられませんし(次の流行りものを探しに行くため)、言い換えれば新規ファン獲得のためなら既存ファンは作品を踏みにじられてもいいのか?ということです
「俺と違う感想を持つな!」と言いたいんじゃないんです。承認欲求やコミュニケーションのためにただ消費するのをやめてくれ、と言いたいんです。私がそう見えてしまうだけの例もあるかもしれませんが、全部がそうだという確率は限りなく0に近いはずです。
ただ、このようなムーブメントはJOKER公開からハロウィン期間あたりまでのもので、上でつらつらと書いたような文句もすぐに言いたかったんですけど我慢してました。
今回爆発してしまったのは日本Twitterのトレンド、「jokerの方」が原因にあります。
これは映画版「すみっコぐらし」が思ったよりハードな内容だった、というツイートがバズり、その影響で見に行ったどこかの誰かが「こんなハードな内容ならjokerの方がマシ」と言ったことが発端にあります。
これ本当に失礼だからこの記事見てる人はやめてくださいね。
数値化できない2つのものを主観で比較して片方を落とすような表現は、双方にかなり失礼だし、ガチでマナーが悪いことですからね。
発端の人は冗談とか、あるいは私の黒い妄想通りなら「バズらせよう」と思ってjokerを引き合いにだしたのかもしれませんが、やってることはラーメン屋で「これ食うならあっちの店のほうが良かったなガハハ」と言うようなものですからね。
以上、めんどくさいオタクからのお願いでした。